韓国ECモール「ムシンサ」 メディアの役割果たし成長

2020/01/21 06:27 更新有料会員限定


 韓国ファッションECモール「MUSINSA」(ムシンサ)が存在感を高めている。10~20代のファッション感度の高い会員550万人の顧客基盤、商品・トレンド情報のコンテンツ編集とマーケティング力を強みに拡大中だ。19年の販売額は1兆1000億ウォン(約1100億円)の見通し。20年はターゲットを30~40代に広げるとともに、レディス商品や海外販売も強化する。

(疋田優)

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 ムシンサは01年に靴コミュニティーサイトでスタート。「めちゃくちゃ靴の写真が多いところ」という意味の韓国語の頭文字をとってネーミングした。当時のサイト運営管理者がジョー・マンホウ現社長だ。

コンテンツを充実

 海外最新ストリートファッションの発信で韓国ファッション業界に注目され、大手企業のPR・広告代行、ウェブマガジンへ事業を拡張した。ECモールをオープンしたのは09年。

 商品取扱高の伸びが目覚ましく、16年の1990億ウォンから、17年は3000億ウォン、18年4500億ウォンと前年比50%増が続く。19年末で国内外3500ブランドが出品し、月平均1200万人がサイトを訪れ、1日当たりの商品受注数は5万~6万。19年は1兆ウォンを超えたと見られる。

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