ルイ・ヴィトンは、創業170周年と大阪・関西万博を記念した没入型エキシビション「ビジョナリー・ジャーニー」展を大阪中之島美術館で開いている。メゾンの歴史や日本との関係に焦点を当て、芸術家の草間彌生氏や村上隆氏、「シュプリーム」との協業品が揃う「コラボレーション」をテーマにした展示もある。
12のテーマに沿って、メゾンが所蔵する1000点以上の資料やアーカイブ品、200点を超える日本の伝統工芸品などを披露した。美術史家兼キュレーターのフロランス・ミュラー氏が協力のもと、空間デザインはOMAの重松象平氏が手掛けた。


初公開となるパリ市立公文書館で発見されたモノグラム・キャンバスのオリジナルサンプルや、138個のトランクで表現したインスタレーションなども見ることができる。「ルイ・ヴィトンと日本」をテーマとした展示空間では、ジャポニスムから着想を得たメゾン初期のアイテムや、日本との文化交流などを解説している。

