松屋銀座本店は5月1日に開店100周年を迎えるのに合わせて、4月29日~5月13日に限定商品の販売やイベントの開催を実施する。同期間を一つの節目とし、25年度(25年3月~26年2月)を通して食品や洋服など全館横断型の様々な催しを企画する。
(松浦治)
開店100周年のテーマは「つなぐ、つながる、つなげる」で、「各フロアでお客様の記憶に残る限定品や復刻品などを用意する」(石脇聡子本店長)という。松屋銀座本店が中心となって、つながりの輪を広げる。
同店限定の商品を各商品領域で揃える。合成ダイヤモンドの自社ブランド「エネイ」は100石を使ったシグネットリング(税込み55万円)やGリング(6万500円)を、「マンナイン」は期間限定で、銀座本店で買い物を楽しむキャラクター柄のワンピース(5万600円)を販売する。


扱いブランドとの協業では、「23区ゴルフ」が松屋銀座本店の外観や銀座の街をモチーフにしたメンズ、レディス向けポロシャツ(各1万9910円)を出す。銀座タニザワが受注生産で、革14色、金具のゴールドとシルバーから選べるクラッチバッグ(4万4000円)、フラップトートバッグ(9万9000円)、巾着バッグ(2万2000円)を販売する。


和食器は国内の6産地、19窯元・工房と組んだ酒器をはじめ、約100点の限定商品を販売する。松の柄をモチーフとした特別包装で提供する。

松屋オリジナルグッズは、社章で採用する「松鶴マーク」や開店当時のロゴを複刻したデザインで、数量限定販売する。広告デザイナーの小杉幸一氏が監修しており、Tシャツ(4950円)、トートバッグ(4400円)などが揃う。食品は銀座木村家のコッペパンと銀座の老舗店が協業したオリジナル商品を企画する。
また、「ユニクロトウキョウ」「ユニクロ銀座店」との協業Tシャツ(1990円)を販売する。松屋銀座本店のロゴや歴代の包装紙、1925年開店当時のポスターや新聞など好きなデザインから選んでオリジナルTシャツを作ることができる。販売は両店のみ。

ほかに、同店の有志20人で結成した100周年記念企画検討部が顧客参加型イベントを実施する。「みんなの銀座大賞」は顧客や従業員の投票で松屋銀座本店で最も支持されている商品を選ぶ。同様に子供を対象にした未来絵画展を秋に開く。