22年春から青山商事の傘下に入ったメルボグループは改革の成果が出てきた。納期の短縮やデジタル販促の強化などを進めてきたオーダースーツ業態「麻布テーラー」は、既存店売上高が前年同期比2ケタ増となり、丸の内の新店も想定の2倍で推移している。今後は販売、生産現場とも人材の確保が最大の課題としている。
(大竹清臣)
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納期が8週間(22年4月時点)まで遅れていたのは大きな問題でした。生産管理の専門家を1人採用し、グループの生産会社、メルボ紳士服工業(滋賀工場、広島工場)とのやり取りがスムーズになり、店頭受注後の縫製前工程や検品・出荷の工程を見直すことができました。OEM(相手先ブランドによる生産)をやめ、自社製品の生産に集中できたことも短納期化につながりました。こうした改革で、現在は最短3週間、通常4週間まで短縮できています。
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