《トップに聞く》メルボメンズウェアー社長 岡野真二氏 生産・販売とも改革に手応え

2023/12/14 11:30 更新有料会員限定


岡野真二氏

 22年春から青山商事の傘下に入ったメルボグループは改革の成果が出てきた。納期の短縮やデジタル販促の強化などを進めてきたオーダースーツ業態「麻布テーラー」は、既存店売上高が前年同期比2ケタ増となり、丸の内の新店も想定の2倍で推移している。今後は販売、生産現場とも人材の確保が最大の課題としている。

(大竹清臣)

【関連記事】麻布テーラー 改革実り新客を獲得 納期短縮、好立地に出店

 納期が8週間(22年4月時点)まで遅れていたのは大きな問題でした。生産管理の専門家を1人採用し、グループの生産会社、メルボ紳士服工業(滋賀工場、広島工場)とのやり取りがスムーズになり、店頭受注後の縫製前工程や検品・出荷の工程を見直すことができました。OEM(相手先ブランドによる生産)をやめ、自社製品の生産に集中できたことも短納期化につながりました。こうした改革で、現在は最短3週間、通常4週間まで短縮できています。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事