ロックやクラシックをベースに
シューズやバッグなどのアクセサリーを軸にしたブランドの17~18年秋冬は、ロックのモチーフやクラシックの変化が軸になる。カジュアルラインを強化するブランドやスニーカーの新提案も盛んだ。
「ヴァレクストラ」はニューヨークのアーティストのスナーキテクチャーによる白い内装に変えたショップでプレゼンテーションをした。
工事現場のネットを使ったふわふわとしたフォームの壁が特徴で、1年間この内装となる。カシミヤヤギのファーポーチを付けたリュックやトートバッグが新モデル。新色のオフホワイトを軸にメッセンジャーバッグなどカジュアルなアイテムを強化した。
「ジミー・チュウ」はロックバンドの「クラッシュ」がイメージソースとなった。トラッドとロックをミックスしたコレクションだ。パテントレザーに小さなスタースタッズを入れるなど、スタースタッズをこれまでよりさりげなくしたタイプの靴が増えている。
フランネルやコーデュロイとレザーを組み合わせたコンビシューズ、ベルベットに型押ししたスリッポンといったモデルを揃えた。スニーカーにもフランネルやコーデュロイが使われている。
「トッズ」はアイコンともいえるウィンターゴンミーニのバリエーションが充実した。プレッピーなムードをステッチングで入れたウィングチップ、スウェットスーツ素材とレザーを切り替えたアッパーのスニーカーなども目立つ。
ムートン使いが多く、ムートンのライナーをつけたシューズのほか、ムートンのウェアも充実した。
「サントーニ」はブラックタイと合わせるダークネイビーのシリーズを揃えた。ダブルモンクストラップとタッセルを合わせた靴は、ブルーやブラウンのグラデーションが特徴。
ブラウンはグラデーションの柄が左右で異なる遊びを入れた。ヒールを厚くしたりライナーにミンクを使ったりと、クラシックな作りに変化を加えた靴が揃う。アストラカンとベルベットを組み合わせたブーツ、クロコダイルにハードなソールを付けたシューズも。