《めてみみ》日本の万博

2023/06/01 06:24 更新


 大阪・関西万博が25年4月13日から半年間、大阪・夢洲(ゆめしま)で開かれる。第1回の万国博覧会は1851年、ロンドンで開かれ、25カ国が参加した。

 日本では過去5回開かれている。1970年の大阪万博に始まり、沖縄海洋博(75年)、つくば万博(85年)、花の万博(90年)。05年に愛知県で開かれた愛・地球博以来、20年ぶりだ。大阪は3回目と多く、「大阪・関西を盛り上げたい」と誘致の意気込みが伝わってくる。

 まだ2年先でもあり、大阪でのにぎわいはこれからだが、徐々にイベントが増えてきた。先行するのは「キモかわいい」と話題の公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズ。ぬいぐるみは特に人気で、4月の販売時は即完売。5月末からの新商品販売に合わせてぬいぐるみも再販し、またよく売れそうだ。

 大阪・関西万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。70年当時は生まれていないが、花の万博の時は学生だった。友達に誘われたのに行かず、思い出にない。日本で開かれた過去の万博は盛況で、最初の大阪万博は6400万人が来場。それ以外も沖縄開催を除き、軒並み来場者は2000万人を超える。

 今回は運営費の増加で入場料の高騰が懸念されるが、できれば家族や若い人が気軽に行ける値段が望ましい。多くの人の記憶に残る万博になって欲しい。



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