《めてみみ》ジャーナリストたちが抱く感想

2026/01/23 06:24 更新NEW!


 26~27年秋冬欧州メンズファッションウィークはミラノからパリへと舞台を移した。これまでのところ、ブラウンからバーガンディにかけての色や、パープル、アンバーがキーカラーとなっている。素材ではベルベットの光沢やダブルフェイスの柔らかな風合い、パディングのボリュームなどが広がった。

 前半戦を終えて、ミラノ在住の複数のジャーナリストと話すとみんな同じような感想を聞かせてくれた。それはフィレンツェのピッティ・イマージネ・ウオモで見せた2人の日本人デザイナーのコレクションとミラノのショーとの落差だ。「ソウシオオツキ」も「シンヤコヅカ」もポエティックでロマンティックなショーで、見る者の情緒に訴えるものだった。それと比べるとミラノのブランドはマーケティングに基づくプロダクトの発表のイメージで、ファッションの持つストーリー性を感じることはほとんどなかった。

 ここ数年、世界的に新しいクリエイターが登場しにくい状況で、ガラパゴス的に日本だけが新たな才能を輩出し続ける状況だと指摘してきた。その日本の持つ可能性が、いよいよ世界に認知されようとしている。

 パリでも初日から「オーラリー」「キディル」が新作を披露した。この後もたくさんの日本ブランドが続く。世界的にメジャーになるブランドはこの後も輩出されるだろうか。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事