日本メンズファッション協会(MFU)は、柱事業のベストドレッサー賞など各アワードのイベントをコロナ禍でも継続してきた。アワードを通じて異業種の元気な企業との取り組みを広げることで、厳しい状況が続くファッション業界にもフィードバックして活性化させる狙いがある。今年の活動では社会貢献活動に力を注ぐとともに、次代を担う若い世代の発掘・育成にも力を入れる。
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ライフスタイル全般を
――国内のファッション消費は変化してきた。
ファッション市場全般は二極化に拍車がかかっています。高品質な商品への要望が増えているのではないでしょうか。コロナ禍からの回復基調にある百貨店の中でもラグジュアリーブランドや時計・宝飾品などはインバウンド(訪日外国人)需要も復活し売り上げも好調です。一方、国内の百貨店向けアパレルブランドは復調してきているものの、中間層のボリュームゾーンは苦戦を強いられています。
――MFUの状況は。
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