ミナ・ペルホネン、代官山に移転

2016/04/27 06:39 更新


20周年を迎えて次のステージへ

 「ミナ・ペルホネン」は23日、代官山店を開店した。白金台にあった1号店を移転して、広々とした売り場に生まれ変わった。場所は、旧山手通り沿いのヒルサイドテラス1階。路地裏にあった1号店の静かな趣とは一味違って、表通り沿いのオープンな空間になった。
 
 売り場は、白金台店の約2倍の大きさになった。空間は、手前と奥の2部屋。旧山手通りに面した手前のスペース=写真1=は、落ち着いた色調のシックな空間に仕上がった。入口の部分には塗装した木のブロックが格子状に並び、天井には定番の生地が張られている。

 床に敷き詰めた革張りのタイルは、年を追うごとに色調の変化が楽しめる。表通りに面した大きなウインドーは、アーティストの作品などが並ぶギャラリーのような空間になっている。
 
 奥のスペース=写真2=は、優しい色に包まれている。柔らかい光を放つ銅版の天井に、パステルカラーの矢羽根柄のカーペット。壁はカーブを描き、丸みを帯びたアンティークの什器がなじむ。鉄のラックに添えられた鉄製の植物モチーフも目を引く。
 
 商品は、オリジナルの服や器、アクセサリー、家具などに加えて、仕入れ商品やアンティークなども揃う。京都店のために作ったモノトーンの服も並ぶ。
 
 代官山店のオープンは、20周年を迎えたブランドの次の一歩でもある。デザイナーの皆川明代表は、「代官山はいろんなジャンルのブランドが並ぶインターナショナルな場所。服だけでなく、インテリアなども増えてきたミナ・ペルホネンを、ここで多くの人に見てもらいたい」と語った。

 

 

ミナ・ペルホネン01 ミナ・ペルホネン02

 



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