ミヤケイッセイ展開会式で仏勲章受賞

2016/03/17 06:33 更新


 展覧会「ミヤケイッセイ展、三宅一生の仕事」が16日、国立新美術館で始まった。三宅一生氏は、「面白いと思ってもらえるような、年齢や国籍関係なく楽しめる展覧会になったと思う」と語った。

 三宅氏が活動を開始した70年から現在に至るまでの仕事を紹介する大規模な企画。70年に発表した皮膚のような服「タトゥ」から近年の作品まで、百数十点の服をテーマに沿って展示している。ブランドのシグネチャーデザインでもある「プリーツ」の制作過程も披露する。「我々はテクノロジーをたくさん使っており、失敗もたくさんした。45年間、秘密にしてきた技術も多いが、今回は質問があれば我々のスタッフが対応するので、尋ねてほしい」と呼びかけた。

 会期は6月13日まで。期間中は、トークイベントやワークショップも企画している。

身体に焦点を当てた80年代の作品群。写真右は「ワイヤー・ボディ」

 開会式で三宅一生氏はフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを授与された(写真)。来日したジャック・ラング元仏文化相が功績をたたえて直接、三宅氏に勲章を掛けた。

三宅一生氏 (2)
三宅一生氏


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