モバイルビジネス調査研究のMMDLaboが運営するMMD研究所の調査によると、専業主婦の68・4%が「ネットショッピングにスマートフォンを最も利用する」ことが分かった。利用する端末は、全体でもスマホ(60・3%)が最も多いが、属性別では学生(67・7%)を上回り、専業主婦が一番多かった。
全体では、最近6カ月にネットショッピングした人は78・9%に上り、その6割が「スマホを最も利用する端末」と回答した。専業主婦ではスマホが7割近くに及ぶが、タブレット端末も4・9%と全体平均(3・6%)や他属性(会社員3・3%、学生3・4%)よりやや多い。その分パソコンが26・7%(全体36・1%)と最も少ない。
スマホでネットショッピングしたことがある人が6カ月以内にスマホで購入した商品は、「生活雑貨・日用品」39・9%、「本・雑誌・コミック」36・1%、「衣服・靴・アクセサリー」31・8%が上位。
専業主婦では「生活雑貨・日用品」56・3%、「衣服・靴・アクセサリー」47・5%、「食料品」34・5%となり、食料品が本・雑誌・コミックに代わって上位に入り、上位2品目の比率は会社員、学生に比べて10ポイント以上高くなっている。
この調査で主婦層のスマホによるネットショッピングの広がりを確認できるが、加えてファッション商品のウエートが大きいことが注目される。一方で、会社員では衣服・靴・アクセサリーが3分の1にとどまり、学生では上位3品目にも入っていない。また「商品購入後の口コミ・レビュー書き込みの経験」では専業主婦が「よくある」「たまにある」を合わせて56・3%(全体37・1%)と飛び抜けて多かった。
調査はスマホを所有する15歳以上の男女1953人を対象に、コロプラのスマホ向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」と共同で5月下旬実施した。