【新型コロナウイルス情報】欧州テキスタイル企業 物流や原材料に不安

2020/03/19 06:28 更新会員限定


 新型コロナウイルスの感染拡大で、欧州各国が相次ぎ強硬な措置を発動し、インポートテキスタイルのサプライチェーンに混乱が生じ始めている。

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 感染拡大が最も深刻なイタリアは、全土で移動制限も、工場の操業は認めており、レディス服地主力のプラート産地や毛織物のビエラ産地にあるテキスタイル企業は「通常通り稼働している」(輸入代理店)という。

 ただ、感染の中心となった伊北部に位置するプリント産地のコモでは、大手が自主的に生産を休止。リモンタは、3月13~17日に工場の操業を停止、従業員も在宅勤務させていたが、それを23日まで延長した。同社の生地を扱うクワハラエージェンシーによると、日本向けは20~21年秋冬の原反(量産用の生地)を出荷する時期で、顧客には納期が遅れることを伝えたという。

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