欧州ブランドに聞く、新型肺炎の影響 一層進むデジタル化

2020/04/30 06:29 更新有料会員限定


「ジャンヴィト・ロッシ」のECの売れ筋はプレーンパンプス(7万9000円)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、海外ファッションブランドも苦境が続いている。大半が工場の生産ラインを止め、本社を閉鎖。国内ブランド以上に今後の見通しが立っていない。現状と今後について、アンケートで聞いた。

(青木規子)

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 回答があったのは、匿名を含めて約30ブランド。緊急事態宣言の対象拡大に合わせ、日本の実店舗はほぼ休業中。期限は5月6日の想定だが、長引く可能性は高い。

 調整が必要な在庫は、ECに集約して5月の営業再開に備えている。物流担当らがテレワークで対応、倉庫と連携しながら管理しているという。「緊急事態宣言から休業決定までの期間が短かったため、実際には十分な対応が難しく、大がかりな在庫調整は厳しい」という声もあった。

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