今春、日本人女性を引き立てる着丈のバランスにこだわったカットソーウェア「ニコラ・ジェンソン」がデビューした。デザインするのは、スタイリストとして活躍する有本祐輔リノウン代表。自らの経験を生かし、普段使いのシンプルなカットソーを、無駄のないフォルムへと完成度を高めた。
品揃えは、クルーネックとVネックのTシャツ、クルーネックのノースリーブの3スタイルでレギュラー丈とショート丈があり、合計6型。洋服を扱うほとんどの店に置いているベーシックアイテムだが、探してもなかなか見つからないポイントを突いている。
「海外ブランドでスタイリングを組み立てると、Tシャツはどうしても日本の女性には着丈が長過ぎると感じていた」と有本さん。大人の女性が納得できる品の良さと、日本人がきれいに着こなせるサイズ感を両立させた。
意識したのは「パンツのベルトループに掛かるギリギリの着丈。裾をインしなくても様になるバランス」という。ノースリーブのアームホールも所作の美しさを感じさせるライン。上質感のある光沢が備わったシルケット加工のコットン素材を使っており、それぞれ白と黒の2色展開で、XSとSの2サイズがある。8000~8500円。

