「組曲キッズ」 小学校受験用の新ラインで初の受注会

2019/04/25 06:27 更新


 オンワード樫山は女児向けの「組曲キッズ」で19~21日に、小学校受験用の新ライン「組曲ブーケ」で初めての消費者向け受注会を開いた。今月、東京・代官山に開いたオンワードホールディングスの新施設「カシヤマダイカンヤマ」のギャラリーで行った。会場では子供向けだけではなく両親のオーダースーツにも対応した。

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 「私立、国立小学校への出願者が増えている」なかで、受験に特化した市場ニーズに着眼した。求められているのは高い品質、限られた時間の面接や試験で面接官の印象に残るようなディテールへのこだわりだ。監修に紹介制の受験服で20年以上の実績がある芝本久美子氏も携わっている。

 商品は尾州のウールツイルを国内で縫製したジャンパースカート(2万8000円から)やボレロ(1万9000円から)など。受注会では、サイズの調整と有料の刺繍入れサービスに対応した。

「組曲ブーケ」では尾州のウールツイルで作ったジャンパースカートなどを販売

 サイズは通常、10センチごとに販売するのを5センチごとに変え、110、115、120、125センチを揃えた。子供は成長が早いため、スカートのヘムの折り返しを8センチと多めに取り、受験本番の秋に着丈を直せるように工夫した。

 受注から発送までは約1カ月。会場では男児向け「J・プレスキッズ」、両親には「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」のイタリア素材で作るスーツを提案した。

男児向けや両親のスーツも販売した

 雑貨は母親向けに「傳濱野」のハンドバッグ、子供用の手提げバッグやハンカチなども販売した。同様の受注会を来月16~19日、6月21~23日に開催する。粟野慶之チルティーンズ事業本部長は「受験服のニーズに可能性を感じている。今回受けたお客の要望を、今後の商品企画の参考にするとともに、受注会も続けていければ」としている。

受験で必要な手提げ袋も。ハンカチは有料で刺繍入れもした


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