《トップに聞く》柴田音吉商店社長 柴田音吉氏 155周年迎える神戸のテーラー、次世代職人の育成に力

2023/10/03 12:00 更新有料会員限定


柴田音吉氏

 神戸の柴田音吉商店は今年、本業のテーラー「柴田音吉洋服店」が創業155年を迎える。継続することを最優先に「スモール・イズ・ビューティフル」という経営姿勢を貫いてきた。若い世代への技術継承を進めるとともに、ウェブマーケティングにも力を入れ、新規客を獲得することで、コロナ禍の厳しい環境でも業績を維持してきた。

(大竹清臣)

 「これからは洋服の時代」と初代が神戸に工房を開いたのが1868年。その後、2代目が林業で成功を収めたのを皮切りに、生地や洋品・雑貨の輸入、不動産など時代の変化に合わせた新たな事業で利益を出し、本業を支えてきました。おかげで5代目となる現在まで無借金経営を続けることができました。バブル経済の崩壊後にはグループ会社を集約して本業のテーラーを軸にしています。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事