【パリ=小笠原拓郎】26年春夏パリ・メンズファッションウィークは、注目のデザイナーのコレクションが相次いだ。ジャカードを加工して古着のように見せるテクニックやレザーのカットワークなど、クラフトテクニックをどう取り入れるかが焦点となっている。
(写真=ジュンヤワタナベ・マン、エルメス、アミリは大原広和、ほかはブランド提供)
【関連記事】26年春夏パリ・メンズ スーツに宿る得体のしれない力=コムデギャルソン・オムプリュス
アンティークファブリックを生かしたモードなスタイル
ジュンヤワタナベ・マンはアンティークファブリックを再現したジャケットを軸に新作を披露した。それは、04年秋冬コレクションで見せたアンティークのインテリアファブリックのテーラードスーツを改めて解釈したもの。ジャカードのジャケットは古ぼけて擦り切れそうなものもある。そのアンティークな風合いが特別な存在感を放つ。デニムもこれまでとは一味違う。これまでは5ポケットのトラディショナルなシルエットが多かったが、春夏はフレアラインの色気のあるもの。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!