日本ブランドの出展が約30とこれまでより多く感じられた。中でも5回目となる「Jクオリティー」ブースは、日本全国からファクトリーが集結、世界に向けた製品を生み出すプロジェクトとして注目された。海外の超高級店で販売しているブランドはすべて自社工場で生産しており、納期やサイズ展開などの面で機敏に対応できる強みがある。Jクオリティーでの団体出展を経て、単独出展に挑んだ大河内メリヤスの大河内善大氏に話を聞いた。
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好反応にも課題あり
73年に福島県で創業。北米や旧ソ連向けの衣料品の輸出産業が盛んな時期に防寒着を生産していた。輸出衰退後は、国内ミセスブランドなどの生産を請け負っていた。00年ごろから国内の有名コレクションブランドの生産へと大きくかじを切った。