【プラグインきょうまで】素材や柄の独自性に関心

2017/03/17 06:35 更新


 渋谷ヒカリエで開催している合同展示会「プラグイン」(繊研新聞社主催)では、素材や柄で個性を出したブランドが注目を集めている。

 商品の同質化が顕著になる中で、「一目で他にはないとわかる」アイテムを探し求めるバイヤーの姿が目立つ。会期は17日まで。

 アパレルOEM(相手先ブランドによる生産)のバスターズカンパニーが手掛けるメンズ・レディスニットウェア「フィレール・デュ・フィル」は、厳選したカシミヤやヤクなどの上質素材と特殊加工技術が強みだ。着心地はニットで軽く柔らかいが、見た目はブルゾンやジャケットに見えるという商品が充実している。

 訪れたバイヤーからは「ウールを特殊加工したデニム風ジャケットが新鮮」「高級素材をぜいたくに使用した美しいデザイン」「布帛だと思ったらニットでびっくり」と高評価だった。


フィレール・デュ・フィル

 専門店から反応が良かったのがレディスウェア「ドフィーヌ」。デザイナーが尾州に通いつめ、物作りに直接関与している素材へのこだわりと、アイビーの花柄を全面に出した他にないデザインが人気だ。〝強い女性に向けた服〟というコンセプトも明確で、「好きな人はとことんハマりそう」「30代からおしゃれな60代まで幅広く着こなせそう」といった声が挙がった。


ドフィーヌ

 初日の15日は朝から雨模様だったが、1197人が来場した。



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