バロック「リムアーク」秋冬 タイムレスに着られる服

2019/04/23 06:25 更新


 バロックジャパンリミテッドのレディスブランド「リムアーク」は19~20年秋冬、トレンドに左右されずタイムレスに着られる服に力を入れる。百貨店などで販売しており、生地などの品質にもさらにこだわったウールコートやジャカードアイテムを打ち出す。

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 1枚仕立てで軽くて柔らか、暖かいウールコートは、加工の過程で溶ける糸をミックスし、生地に空洞ができるのがポイント。6万8000円。着た時に重くないかなど、生地の質を気にする百貨店客層にも合うとみる。生地、縫製は国内。

 顧客への新しい提案では、ユニークな2点セットのウールコートも企画した。スタンダードなコートの上にロングベストを重ね着するほか、それぞれ単体でも使えるので着用期間やスタイリングの幅が広がる。9万8000円。一方、新規客には、リムアークの商品を手に取ってもらうきっかけとして、3万8000円のウールコートを作った。重厚感のある見た目だが、持つと意外に軽い。

 コート以外では、桐生で作ったオリジナルのカットジャカードを使ったトップやスカート、ワンピースを作った。縫製も国内。19年春夏物でも、ペインティング柄のシリーズ(ワンピース6万円など)が即完売するなど、「物にこだわった商品は価格に関係なく売れる」(ディレクター兼デザイナーの中村真里さん)という手応えを感じた。長く着続けてもらえるブランドとして進化させていく。

特殊な加工で軽く暖かい仕上がりのウールコート


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