大型SC・複合施設開発 首都圏中心に来年以降活発 目立つ「時間消費」型

2021/09/30 06:30 更新有料会員限定


東京駅周辺の開発も続く(今年7月開業の「トウキョウトーチ」第1期施設)

 22年以降、大型SC・複合施設の開発が相次ぐ。郊外・都市近郊の広域型SC、アウトレットモールのほか、首都圏など大都市中心部での大型複合施設の開発が加速する。郊外SCを中心に、数年の傾向と同様、物販だけでなく「時間消費」機能を充実した施設が多い。新型コロナウイルスの影響が収まれば、人の流れが変わり、活気が生まれそうだ。

(有井学)

 日本ショッピングセンター協会によると、競合激化とコロナ禍の影響が大きく、今年のSCの開業数は昨年の41施設から28施設に減り、過去最少となる見通し。来年以降も開業数は低水準が続くと予想されるが、東京五輪開催後も見据え、コロナ禍前から開発が計画されていた大型プロジェクトなどが開業する。

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