厳しい環境だったコロナ禍でも新店を出店し、売り上げや顧客を増やしている。専門店の強みでもある接客や品揃え、コミュニケーションなどを高め、顧客との信頼関係を築きながら、地域に「無くてはならない店。通いたくなる店」として、存在感を発揮している。ショップを運営する思いや姿勢が顧客作りにつながっている。
イデアルクラス(名古屋市) ライブ感ある店作り
名古屋市昭和区の高級住宅街に、21年8月にオープンした。約660平方メートルの店内に、「トムブラウン」「ザ・ロウ」などのメンズ、「クロエ」などのレディス、キッズアパレルのほか、陶器や絵画のアート作品、電動バイクまで幅広く揃える。
運営に関わるのは水谷龍也さん、石原安弘さん、荒木すやさん。もともとこの場所に構えていた専門店で8~10年近く働いていた3人だが、その店の移転を機に退職し、イデアルクラスを立ち上げた。「この地域に根を張り、顧客が行き交い交流できる場所を作りたい」。そんな思いに共感した常連の顧客の後押しもあり、同じ場所で新たなスタートを切った。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!