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機能糸が収益に貢献
――上期は減収も増益だった。
上期(1~6月)は、これまで仕込んできた新しいビジネスが収益に貢献しました。ユニフォーム部門のスクール制服は在庫調整の影響、スーツ用途を主力とするテキスタイル部門は素材の非ウール化で苦戦しました。一方で、毛糸部門はセーター用途が低調だったものの、インナーウェアや靴下、スポーツウェア向けに機能糸の販売が増えました。これは防縮性を備えたウールの細番手糸で、利益率が高いため収益に貢献しました。織り糸も生産を宮崎工場から中国の現地法人にシフトし、損益が改善しています。
――官公庁向けの製品受注が増えている。
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