東洋紡は商事子会社の東洋紡STCを26年4月1日付で吸収合併することを決めた。
経営の効率化が狙い。東洋紡STCは解散する。東洋紡STCはグループ内商社として商事事業を行ってきたが、今年度に事業再編を進めた結果、東洋紡商材の扱い比率が高まったため、経営資源の集約や効率化を目的に吸収合併を決めた。現在はフィルム、機能樹脂事業を手掛け、25年3月期の売上高は157億600万円。
22年に東洋紡せんいが発足したのに伴い、衣料繊維事業や繊維子会社を移し、今年4月にも産業用繊維事業を承継させた。東洋紡STCの機能樹脂事業についても、26年1月1日付で東洋紡エムシーに承継させることを決めている。