ここ数年のデザイナーコレクションは、女性の体に焦点を当ててフォルムを探求する動きが続いていた。25~26年秋冬はその動きが発展し、体をデフォルメする表現が広がった。肩が筋肉のように盛り上がり、腰が極端に膨らんでいる。体のラインのコントラストを強調し、新しい造形美を作り出そうとしている。
(青木規子、写真=大原広和、ブランド提供)
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デザイナーコレクションで、女性のグラマラスなボディーにスポットが当たり始めたのは21年から。ランジェリードレスやボディースーツといった体のラインを強調するアイテムが出始めた。センシュアルな艶やかさ、はつらつとした健康美など、さまざまな切り口で、体を主役にしたデザインが発表された。その大きな流れが、新しい造形を模索する「ツイステッドボディー」に発展した。特に新進デザイナーのプレゼンテーションが目を引いた。

チェロを身にまとう
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