ユナイテッドアローズ EC軸に新ブランド ニューノーマルに沿うウェアを

2021/06/15 13:00 更新


 ユナイテッドアローズは新ブランド「CITEN(シテン)」を今秋冬からスタートする。ニューノーマルのライフスタイルを前提に、素材や機能を丁寧に選び、着る人が大切に使える工夫を凝らし、買いやすい価格のウェアや雑貨を自社EC中心に販売する。

【関連記事】《ユナイテッドアローズ DXの成功事例へ 藤原義昭執行役員に聞く㊤》下地は十分、きちんとやれば勝てる

 「フューチャー・エッセンシャル」をコンセプトに「素材を選ぶ」「つくる」「人の手に届ける」「着用する」「使い切る/引き継ぐ」「再利用される」の各工程に丁寧に向き合い、長く使える服や雑貨をウィメンズ、メンズで販売する。中心価格はアウター1万3990~1万5990円、トップ3990~5990円、ボトム5990~7990円。グリーンレーベルリラクシングより3割程度低い価格帯に設定する。

 21年秋冬は、ウィメンズ65%、メンズ35%の比率で、メンズ商品の10%はユニセックスにする。オリジナル9割で仕入れは1割。メンズのデザイナーには国内ブランドのクリエイターが参画し、ターゲット客のニーズに沿った商品を開発する。

 東京・原宿のヴィンテージショップ「ベルベルジン」ディレクターの藤原裕氏がアドバイザーとして参画し、共同開発したデニムの製品もメンズ、ウィメンズで販売する。米国のアパレルブランド「ロサンゼルスアパレル」と協業したホームウェアも企画する。

 6月15日に公式インスタグラムを開設し、8月5日に自社ECに公式ブランドサイトをオープンし先行受注を開始、9月1日から通常商品の販売を開始する。自社EC以外にゾゾタウン、楽天ファッションで販売するほか、グリーンレーベルの店舗などで期間限定店も出す。

手ごろな価格でECを主販路に新たな客層を獲得したい考えだ


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事