ユニクロは「感動パンツ」「感動ジャケット」のデザインのバリエーションを増やす。今春はウィメンズでリラックスフィットのジャケット(税込み6990円)とワイドパンツ(3990円)をラインナップに加え、トレンドのシルエットを取り入れた商品を「ユニクロ:シー」で企画した。
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ゴルフのアダム・スコット選手のプレー時に動きやすいパンツを、との声に応え、開発した商品を感動パンツとしてブランディングし、需要を拡大してきた。18年からはジャケットも販売、22年からはウィメンズにも広げた。
東レはポリエステルを使ってウールやコットンのような見た目ながら、伸縮性、速乾性、軽量性を併せ持つ素材の機能をアップデートしてきた。現在の感動シリーズは生地の伸縮率が15%あり、洗濯後、ジャケットは8時間、パンツは5時間で乾く。重さもパンツで300グラム、ジャケットで380グラムとウール製の半分以下に抑えることができるという。
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今春はユニクロ:シーではウィメンズでリラックスフィットのダブルジャケット(7990円)、タックワイドパンツ(3990円)、バミューダショーツ(2990円)、メンズで三つボタンジャケット(7990円)とタック入りパンツ(4990円)を出した。ファーストリテイリングの勝田幸宏グループ上席執行役員によると「発売後、すでに一部商品が品薄に」なるなど売れ行きは好調という。今後も「ジャケットとパンツという軸をぶらさずに、感動シリーズのファンを増やしていきたい」という。