ヴァレンティノ、表参道に旗艦店開く

2016/06/29 13:46 更新


 「ヴァレンティノ」は7月2日、東京・表参道の表参道ヒルズ1階に旗艦店をオープンする。売り場面積は467平方㍍、1階と2階の2フロア。新店のオープンは、同ブランドの世界的なセールスネットワークの拡大に向けた重要なステップになる。

 ストアコンセプトはパラッツォ(宮殿)。宮殿がガラスケースの中に入っているようなイメージで、1階から2階までをガラスのファサードで覆った。

 店内はモダンで開放感のある空間。淡いライトグレーで統一した空間の大部分を占めるのは、大理石を砕いて作ったテラゾー素材。1階と2階をつなぐカララマーブル(大理石)の太い円柱が、宮殿らしい重厚感をプラスする。什器はオーク材、照明はゴールドの真鍮(しんちゅう)。ブランドのアイデンティティである優しさや優雅さを表現している。

 英国人建築家デイヴィッド・チッパーフィールドとともに、クリエイティブディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリがコンセプトを作った。

 1階のレディスでは、正面入り口側にバッグなどの雑貨、奥にウエアが揃う。「ロックスタッド」のシリーズから、色石のスタッズを飾った白いハンドバッグを同店限定で販売する。

ヴァレンティノ04 (1)

 

 

 2階のメンズでは、デニムパンツのメイドトゥオーダーのコーナーを常設。好みのフォルムや素材、ディテールを選んで、約2か月で完成する。スタッズをポイントにしたベーシックアイテムのシリーズ「アンタイトルド」も充実する。

 同店では、熊本地震の被災者支援に向けて、岡山の帆布を使ったキャンバストート(1万5000円)を販売する。売り上げは全額寄付する。

ヴァレンティノ01

ヴァレティノ02 ヴァレンティノ03

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