中国ECを日本ブランドはどう攻める? 最優先課題はSNS整備

2023/12/07 14:00 更新有料会員限定


福積さん(右)と飯田さん

 中国ダブルイレブンの伸びが鈍化し、加えて中国・海外大手や新興ECブランドが集客広告や有名インフルエンサー起用を強め、売り上げをさらっていく中で、日本ブランドは今後中国ECをどう攻めればいいのか。中国ECマーケティング支援のアンボットの福積亮グローバル統括、上海で日本ブランドを予約制店舗で販売するK-GARAGEの飯田貢平ディレクターは「これからは中国人N1インサイトの分析+ファンに心地よいSNS整備が最重要」と強調する。

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日本勢「戦い方変え時」

 アンボットによると、今年のダブルイレブン(11月11日)主要販路の全商品流通額は約2%の微増。うちアパレルは1370億元で前年比1.4%減。シューズ・バッグは671億元で3.9%増。アパレルはマイナスだが、両カテゴリー合わせたダブルイレブン内売り上げ比率は21%もある。

 一方、今回のダブルイレブンの変化が、ライブコマースの抖音(ティックトック)や快手が「検索機能」を強化して購買率を高め、アパレル売り上げを伸ばしたこと。検索機能精度を高め、視聴者が関心ある商品を素早く出して購買率を高めた。アリババはライブコマースを強めており、両者が融合しつつある。

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