ワコールの国際本部は、海外販売の当面の重点課題として、ミレニアル世代を中心とした新たな顧客の取り込みを掲げている。事業展開する各国で主要顧客の年齢が上昇、流通の形も大きく変わってきた。これに対応し、EC販売の拡大、デジタル技術を活用した新たな販促手法などの構築で、新世代の顧客開拓を急ぐ。先行するアメリカを軌道に乗せ、他国にも広げていく方針だ。
(山田太志)
アメリカでは今夏、ミレニアル世代から強い支持を受けるインティメイツ・オンライン社(IO社)を傘下に入れた。IO社はSNSをはじめとするデジタルメディアをコミュニケーションツールとして活用するDNVB(デジタル・ネイティブ・バーチカル・ブランド)企業の一つ。「ライブリー」ブランドは、「アンバサダー」を通じたSNS発信などで、消費者との強いネットワークを持つ。
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