顧客との信頼関係作る
「バラク」渋谷109店店長 小沼若菜さん
英インターナショナルのレディスカジュアル「バラク」の渋谷109店店長の小沼さんは、顧客作りのプロだ。大事なのは、「とにかくお客様の顔と名前を覚え、自分のことも覚えてもらうこと。初来店のときから、商品以外のことも織り交ぜて楽しくお話しするようにしています」。小沼さんから買いたいから出勤日を知りたい、と言われ、個人的に連絡を取っているお客も20人ほどいる。
お客が以前買った商品のことも覚えておき、「この前の商品と似ているからこっちの方が良いですよ、とか、要らないものは要らないとはっきり言います」。それが「買い物がしやすい」という信頼につながる。バラクで働き始めて約9年だが、なかには横浜店時代の顧客も渋谷店に足を運ぶ。
コーディネート提案は、いつも2パターンを紹介する。同店では、スタッフ全員で一つの新作商品に対して複数のコーディネートを考えることが毎朝の習慣だ。セルフで気軽に買える安い店との違いを出す上でも、「お客様自身では思いつかない提案をすべき」と考えている。実際、提案したコーディネートを気に入ってそのまま買うお客が多いという。
(繊研新聞2015/06/30付19268号掲載 肩書は取材当時のもの)
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