必要な時だけ手に取るスマートフォンとは異なり、常時身に着けておくことを前提としたウェアラブルなデバイスたち。現在はスマートウォッチがその代表として知られているが、ここ数年でその選択肢や機能が大きく拡大しそうだ。ここでは、そんなウェアラブル市場の最先端と今後の可能性について紹介する。
(デジタルテクノロジー&ガジェットライター 山下達也)
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もはやビジネスの必須ツールとなりつつあるAI(人工知能)や、ゲーム、産業分野での活用が進むVR(仮想現実)だが、一般に定着したのは数度目の「ブーム」を経た後で、登場してすぐ受け入れられたわけではない。アラフィフ以上であれば、80年代のAIブームや、90年代のVRブームについてうっすら覚えているのではないだろうか。先端技術の定着とはそうしたもので、ブームによる認知拡大と、水面下での技術革新(投資)が交互に行われ、ある一定水準を超えたところでやっと一般化する。
今回取り上げる「ウェアラブル」も同様の道を歩んでいる。「アップルウォッチ」を始めとする腕時計型デバイスは既に定着した感があるが、それに続けと、次なるウェアラブルデバイスが今、続々と登場しているのだ。
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