コンタクトレンズ専門店「エースコンタクト」を運営するダブリュ・アイ・システムは89年の創業。コンタクトレンズ総合メーカー、メニコンのグループ企業となり、鈴木さんは21年に社長に就任。「瞳からココロへ。」を企業メッセージとして発信し、カウンセリング接客でコンタクトレンズのある暮らしを提案している。首都圏を中心に東北や名古屋、新潟などSCや駅近立地で83店を展開し、25年3月期の売上高は147億円。「かかわるすべての人に幸せを感じてもらう」を経営方針に掲げ、「顧客や出店(取引)先だけでなく、自分たちも幸せを感じることが社会貢献」と鈴木社長は説く。
売り上げは「価値の対価」
――安定的に成長している。
89年の創業からしばらくは、「空中店舗」と呼ぶ、雑居ビルやオフィスの2階以上への出店が主流でした。こうした出店立地ではどうしても価格訴求や価格競争に巻き込まれ、安定した成長戦略を描くことに無理がありました。最初のうちは苦労が続きました。
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