「ヤストシ・エズミ」(江角泰俊)は、17年プレフォールと17~18年秋冬メインコレクションを発表した。国内では両方を同じタイミングでバイヤーに見せたが、パリでは1月にプレ展を開催、3月にメイン展を行うスケジュールだ。
両コレクションとも、フランク・ロイド・ライトの建築から着想し、パネルが重なるようなディテールや、プリーツやサイドライン入りのパンツで強調するタテのラインがポイントになる。パリのプレ展では、チュールに幾何学模様を刺繍したレースを重ねたドレスや、プリーツの切り替えスカートなどが好評だったという。
メインでは、ライダーズジャケットとMA‐1ブルゾンをドッキングしたデザインのコートや、艶のあるレーヨン糸が飛び出すカットジャカードのセットアップなどを作った。
15~16年秋冬から「PR01.ショールーム」内でニューヨーク展を開始し、翌シーズンからパリ展にも参加している。今回は「バイヤーがニューヨークに集まらないのでは」という懸念からニューヨーク展を行わず、パリのみに絞ったという。