《トップインタビュー2024》ゾゾ社長兼CEO 澤田宏太郎氏 売るだけでない存在へ

2024/01/12 14:00 更新有料会員限定


澤田宏太郎氏

 ゾゾタウンは今年、開設20周年を迎える。商品取扱高は5000億円規模となり、新たな目標として8000億円を掲げる。直近では生産支援、急成長中の広告事業などBtoB(企業間取引)事業も拡大。売るだけでなく、「ファッションの〝こと〟ならゾゾ」としての存在感を目指す。

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OMOを支援

 ――23年は様々な取り組みが花開いた。

 売ることに関しては、コロナ下よりはおとなしくなったものの、総合力を生かし、着実に伸ばせたかなと。売ること以外では、ブランドからの生産受託がスタート時と比べ型数が約2倍に増加。在庫レスは大きな時代の流れであり、商品バリエーションも増やすことができ、好評を得ています。OMO(オンラインとオフラインの融合)プラットフォームの「ゾゾモ」の対象店や、コーディネート画像を複数の販売チャネルにアップできる「ファーンズ」のアカウント数もだいぶ増えました。

 届ける点では、「ゾゾベースつくば3」の稼働をはじめ投資を続け、「物流の2024年問題」に向け、置き配のデフォルト化も実現しました。

 ――スタイリング拠点「似合うラボ」が稼働から1年。

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