素材・製造・商社

《「商社は激務」を変える㊤》長時間労働の是正は業界全体の課題

2024/06/04

 商社が様々な働き方改革を進めている。商社は「高待遇でグローバルに活躍できる」というイメージがある一方で、「激務」「長時間労働で体力勝負」などの先入観を持たれているのも事実だ。そうした既成概念から脱却するためにも、...

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セーレンのサステイナビリティー経営推進 ボイラー、発電に新動力導入でCO2削減へ

2024/06/04

 セーレンはサステイナビリティー経営を推進する。50年のカーボンニュートラル(CN)達成へ向け、工場にバイオマスボイラーや太陽光発電を相次ぎ導入している。調達改革にも取り組み、環境配慮や人権対応などを徹底する。(中...



東播染工 「播州洗い」の設備投資 産地を訴求する加工に

2024/06/04

 播州織産地で染め・織り・加工を一貫で行う東播染工は、洗い加工「播州洗い」の設備を新たに導入した。自然なしわ感が特徴で、5月に東京で開いた単独展示会で播州洗いの綿100%を揃えた。「産地のアピールにもなれば」と岡田...



《素材メーカー、商社の決算分析⑦》繊維専門・素材メーカー系商社繊維部門 収益改善策実り利益伸ばす

2024/05/31

 繊維専門・素材メーカー系商社繊維部門の24年3月期連結決算は、利益の伸びが目立った。為替の大幅変動など調達コストや人件費の上昇などコストアップ要因が重なる中でも進めてきた収益改善策が実っている。【関連記事】《素材...



蝶理の25年秋冬OEM・ODM 気候変動に対応する調温素材を拡充

2024/05/31

 蝶理は、25年秋冬向けOEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)で、「近年の気候変動に対応するための調温機能を発揮する製品を拡充」し販路拡大を狙う。環境配慮型素材シリーズ「ブルーチェーン」を中心に機能性、快...



繊維・メーカー系商社の24年3月期決算 コスト高でも増益基調

2024/05/30

 繊維専門・素材メーカー系商社の24年3月期業績は、大半が増益だった。原燃料・材料高、円安、人件費高騰などコスト高が進む中、不採算事業からの撤退や価格改定、商材の高付加価値化などを進めた。国内衣料向けは下期、暖冬の...



西川毛織 稲沢工場にレピア織機6台を導入、製織機能を強化

2024/05/30

 テキスタイルメーカーの西川毛織(名古屋)は、愛知県稲沢工場にレピア織機6台を導入。国内での自家製織機能の強化に着手した。すでに試験生産を始めているが、協力工場での委託生産を合わせて、紡毛の太番手から梳毛の細番手ま...



《素材メーカー、商社の決算分析⑥》大手・総合商社繊維部門  OEM・ODM復調鮮明に

2024/05/29

 23年度の大手・総合商社の業績は、国内市場に向けたアパレル製品の増産が進み、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)事業の復調が目立った。国内外の先行きに不透明感が深まるなか、多様で柔軟なサプライチェーン...



旭化成「ベンリーゼ」の中国向け販売 環境配慮と機能を訴求

2024/05/29

 【上海支局】旭化成はキュプラ長繊維不織布「ベンリーゼ」の中国向け販売で、主力用途のフェイスマスクが中国製低価格品との競争が激化しているため、改めて取得認証、技術開発を再強化し、プレミアム価格帯品での安定採用をめざ...



《素材メーカー、商社の決算分析⑤》染色加工 価格転嫁が進み利益改善

2024/05/28

 染色加工はこの間、コスト増に対する価格転嫁が進み、利益は改善傾向にある。各社の商品構成によっては、暖冬影響による冬物の受注減が響いた。【関連記事】《素材メーカー、商社の決算分析④》紡績㊦ 繊維事業の苦戦目立つ粗利...