素材・製造・商社

《素材メーカー、商社の決算分析②》合繊㊦ 中計目標達成へ今期がカギ

2024/05/22

 合繊メーカー各社の今期の連結決算の見通しは、全社ベースで増収増益基調だ。営業利益は旭化成、東レ、東洋紡、クラレがいずれも2ケタ増益で、ユニチカも大幅な改善で黒字化を計画する。【関連記事】《素材メーカー、商社の決算...

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東レ 国内初の女性工場長、近池知子さん 「いいところを伸ばし遅れを取り戻す」

2024/05/22

 4月1日付で、瀬田工場長に就いた近池知子さん。東レが国内に構える13の工場で初の女性工場長だ。「現状を認めた上で、工場のいいところは伸ばし、遅れを取り戻す」と抱負を語る。(藤浦修一)【関連記事】東レの繊維事業 今...



伊藤忠商事が韓国ベンチャーと契約 日本でファッションテック製品を独占販売

2024/05/22

 伊藤忠商事は、韓国のファッションテック・ベンチャー、カバーサムワンと独占的な販売パートナーシップに関するMOU(了解覚書)を締結した。【関連記事】伊藤忠、三井不動産、三菱地所など5社 「物流の2024年問題」対応...



《素材メーカー、商社の決算分析①》合繊㊤ 価格転嫁進み、収益改善

2024/05/21

 素材メーカー、商社の24年3月期決算が出揃った。コロナの沈静化で回復が期待されたが、欧州や中国景気の停滞で足踏みし、衣料品は暖冬の影響も受けた。一方、産業資材は自動車向けの回復があり、コスト上昇に対する値上げや高...



旭化成 営業利益2700億円を26、27年度に達成目指す

2024/05/21

 旭化成は事業ポートフォリオ変革や成長投資を進め、今期までの中期経営計画で当初掲げた営業利益2700億円を改めて26、27年度に達成を目指す。中期策定時に想定しなかった環境変化がマテリアル領域で起こっており、残り1...



スタイレム瀧定大阪「クロスクローゼット」 阪急メンズ大阪に期間限定店を開設

2024/05/21

 スタイレム瀧定大阪のメンズ「クロスクローゼット」は5月21日まで、阪急メンズ大阪4階で期間限定店を開いている。2年ぶりの開設で、テーラードTシャツやニットコレクション、ジョガーパンツなど新作を中心に揃えた。【関連...



《PTJ25年春夏から㊦》高まる輸出の機運とコスト対応

2024/05/17

 コロナ禍の沈静化と円安を背景に、輸出に力を入れるメーカーが増え、海外バイヤーも多く訪れた。円安は原燃料や輸送コスト増などの問題もはらむが、多様な対応で海外向けビジネスの強化を狙う。【関連記事】《PTJ25年春夏か...



紡績企業の繊維事業24年3月期連結決算 5社が減収、3社が赤字

2024/05/17

 紡績企業の繊維事業は、12月期決算の日清紡ホールディングス(HD)を除く6社のうち5社が前期と比べて減収だった。営業損益は増益が1社のみ。2社が減益、3社が赤字。国内のアパレル市場は全般的に低調で販売が振るわなか...



《PTJ25年春夏から㊤》海外バイヤーが多く商機に期待

2024/05/16

 5月9、10日に開かれたテキスタイルビジネス商談会、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏は、良質で個性的なテキスタイルを求める国内外の客でにぎわった。依然として、気候変動や円安進行、人手不足など...



合繊メーカーの24年3月期連結決算 円安効果でおおむね堅調

2024/05/16

 合繊メーカーの24年3月期連結決算は、円安効果もあっておおむね堅調だった。繊維は、各社の事業構造の違いや特殊要因で、まだら模様だ。欧州や中国の停滞、暖冬影響での秋冬の不振などが共通するが、価格改定の進展や自動車関...