《中小紡績が切り開く未来⑥》東洋紡糸工業 紡績に基づく知財、新事業へ
2023/08/23
カシミヤを中心とした紡毛紡績の東洋紡糸工業(大阪府忠岡町)。コロナ沈静化した今年、欧州の市場開拓に本腰を入れ始めた。イタリアやフランスなど欧州の見本市では主力のベビーカシミヤや、カシミヤ・シルクの混紡糸シリーズ、...
2023/08/23
カシミヤを中心とした紡毛紡績の東洋紡糸工業(大阪府忠岡町)。コロナ沈静化した今年、欧州の市場開拓に本腰を入れ始めた。イタリアやフランスなど欧州の見本市では主力のベビーカシミヤや、カシミヤ・シルクの混紡糸シリーズ、...
高級服地とスーツの製造販売の御幸毛織(名古屋市)は、ウールジャージーの販売を開始し販路を広げている。織物だけだった同社がジャージーも扱うことで、アイテムの幅を広げ提案力を強化。編み地ならではのストレッチ性と着心地...
「100年物作りを続けてきた綿紡績として、次の100年も事業を続ける」――近藤紡績所(名古屋市)の近藤大揮社長は強い意志を示す。同時に「国内産地が存続できるよう支えたい。紡績業を続けるには、顧客でありパートナーで...
専門商社の4~6月連結決算は、増収・大幅な増益基調だった。繊維事業ではアパレルや小売り顧客の店頭販売が回復し衣料品OEM(相手先ブランドによる生産)が好調。前年は中国での都市封鎖や原材料費の高騰、急激な円安進行な...
東レは、独自技術により廃棄漁網を原料とするナイロン樹脂を一部に使用し、バージン材料100%と遜色ない物性を持つ漁網用再生ナイロン原糸の開発に成功した。【関連記事】東レが〝繊維to繊維〟リサイクルに本腰 スポーツ企...
「今が一番楽しい」。こう話すのは国内唯一の絹紡糸メーカー、中川絹糸(滋賀県長浜市)の中川嘉隆社長。「年を重ねるにつれて、面白いアイデアがどんどん出てくる」という。これまでの歩みも「とにかく開発」。その積み重ねが会...
染色加工上場4社の23年4~6月連結決算は自動車関連や海外販売など各社の得意分野がけん引し、4社すべて増収となった。一方、損益は明暗が分かれ、原燃料のコストアップに対する価格転嫁の進展や構造改革といった施策が左右...
東洋紡は人の心理や生理を数値化する快適性評価技術を動物に応用し、事業領域を広げている。動物園との協業などでデータを収集し、ペット関連で商品・サービス化を進める。 コミュニケーションが難しい動物の心理状態の把握に役...
ニット製品メーカーとして知られている佐藤繊維(山形県寒河江市)は120年前に手紡ぎのウールニット糸製造で創業した。現在では山形県唯一の毛紡績で、ウールのニット高級糸では世界有数の梳毛紡績になった。コロナ禍後の世界...
タキヒヨーはベビー・キッズ部門が好調だ。採算重視で強みのキャラクターアイテムなどに注力し、今上期(23年3~8月)の利益が拡大。一昨年スタートしたECや昨年からの新ブランドもけん引した。下期も新販路開拓や新ブラン...