私がダッカにとどまる理由 44TT・NAOジャパン持田社長に聞く

2020/05/19 06:29 更新有料会員限定


 新型コロナウイルスの影響でロックダウン(都市封鎖)が続くバングラデシュ・ダッカにとどまる持田成彦さん。アパレル生産・貿易業の44TT(トレーディングトウキョウ)・NAO(エヌエーオー)ジャパンの社長だ。「日本に帰ったら、いつバングラデシュに戻れるか分からない。縫製工場との連絡を保ち続け、終息後の再開に備える」ためと話す。「欧州ブランドのキャンセルが多くの工場の経営にダメージを与えているが、逆に日本向けのキャパシティーは豊富になる」とみる。ダッカの現状と縫製工場をはじめとした繊維産業の今後の見通しを聞いた。

(近藤康弘)

 3月25日にバングラデシュ全土がロックダウンされ、旅客便が運航中止になり、入出国の術(すべ)が無くなった中、ダッカ日本人会、商工会が中心となり4月2日と30日にチャーター便が手配され、大半の企業では医療体制の貧弱さを理由に帰国命令が出たため、多くの駐在員が日本に戻りました。

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