「アクネ・ストゥディオズ」のデニムの新ライン「アクネ・ストゥディオズ・ブロコンスト」が好評だ。ブランドのDNAでもあるデニムに特化したラインで、今春、発売した。これまでデニムはメインコレクションのなかで作ってきたが、今後はここに集約していく。
ブロコンストとは、青い芸術の意味。クリエイティブディレクターのジョニー・ヨハンソンは、「私たちのデニムは常に進化しており、前進する研究のようなもの。既存のコレクションと並行しながら、自分たちの自由な領域を作り出すために始動に踏み切りました」という。
アクネ・ストゥディオズ・ブロコンスト
新定番としてメンズとレディスともにバギー、ストレート、スキニーの3スタイルのデニムが揃った。2万5000円から。色はブラックやインディゴ、ライトブルー、ホワイトなどが揃う。後ろポケットの一部分を彩るピンクのステッチがポイントだ。デニムのジャケットやショーツなど全てのアイテムが新たにデザインされた。
ブロコンストは、ディレクターのタイムリーなインスピレーションを反映する場にも位置づけられており、シーズナルコレクションとしてテーマ性のある商品も発表していく。今春は「スウェーデンのアウトドア」と「アーティストの機能的ユニフォーム」をアイデアにした服が揃った。
デビューと同時に、世界初のコンセプトストアも完成した。「パーソナルな部分を反映したプロジェクトであり、唯一無二な場所で発表したい」と、若者が行き交う東京・渋谷のファイヤー通り沿いが選ばれた。売り場面積は約70平方メートル。ブルーのフロアに、鏡面仕上げの什器を置いたクリーンな空間に仕上がった。
商品は、新店と直営店、ECショップで販売している。新店や青山店には国内外から多くの客層がデニム目当てに来店しており、「フィット感が良い」と評判だ。