アダストリアは創業地の水戸市で年1回、バザーイベントを開いている。サンプル品などを格安で販売し、飲食やワークショップなど回を重ねるごとに規模を拡大している。地元客に感謝を伝えるだけでなく、部署や店舗が異なる社員が交流するきっかけも作っている。
(高塩夏彦)
店頭での販売を終了した商品、サンプル品やB品を値下げして販売する業態「オフストア」の1号店を、22年に水戸市内に出したのがイベントのきっかけ。様々な商品がお得に買えるため、予想以上の反響があり、まだ水戸に出店できていないブランドの認知を広げる効果もあった。店舗の好調を受け、水戸の住民が楽しめるイベントとして、バザーも開くことにした。「店舗は服を無駄なく消費者に届けるための取り組みとして始めたが、バザーなら販売だけでなく、創業の地に何か貢献できると考えた」(同社)。
楽しめる体験型に刷新
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