ベイクルーズグループが東京・南青山で運営するメンズ主体のセレクトショップ「レショップ」が好調だ。前期(19年8月期)の売上高は前の期の実績を超過した。
オリジナルレーベル「LE」を始めた7月以降は、倍増ペースで推移している。今秋冬の客単価は約3万5000円。一般的には高単価なファッションの嗜好(しこう)品を扱う店だが、客数が大きく伸びた。特に20代の若者を取り込んでいる。全国各地で開く期間限定店や服好きの物欲を刺激する別注品、丁寧なプロモーションなどが実っている。コンセプター兼バイヤーの金子恵治さんは、「嗜好品で勝負する服屋なら今後、店の個の部分、人間力が重要になると思う」と話す。
(友森克樹)
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15年4月にオープンしたレショップは、希少性のある商品やあまり認知されていないカジュアルウェアや雑貨を揃える店だ。近年はドメスティックブランドを中心に別注品を強化しているほか、夏からはオリジナルのLEも開始して、今まで以上に客の裾野が広がった。
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