ロンドンはパリ、ニューヨーク、ミラノに次ぐファッション都市であり、ジョン・ガリアーノ、アレキサンダー・マックイーンなどの優れたデザイナーを生み出してきた。それを支えてきたのがイギリスの名門アートスクールだ。しかし、近年若手デザイナーの話題を聞かなくなっている。イギリスファッションに何が起こっているのか。
(京都女子大学教授 成実弘至)
大学の在外研究制度を使って、24~25年にイギリスのファッション教育が創造性と持続可能性にどう取り組んでいるのかを視察する機会を得た。様々な人の話から、イギリスファッションが転機を迎えている状況が見えてきた。その現状を報告したい。
ユニークな教育制度
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!