中国の上場アパレルメーカーの19年上半期(1~6月)決算が出揃った。主な上位企業46社の売上高合計は730億9000万元で前年同期比0.5%減となった。大幅に減収した企業が影響し、前年を割り込む結果となった。出店戦略の見直しを迫られ、退店により利益が悪化するケースが目立つ。一方で増収増益を続ける企業もある。中国においてファッション市場は拡大を続けてきたが、景気や消費の減速が表れている。
(近藤康弘)
毎年、通期と半期ごとに上場アパレルメーカーの決算をまとめてきた。今回46社の売上高合計は前年の734億7800万元を割った。売上高3位の捜於特が44.1%減の60億7700万元、4位の拉夏貝爾が23.2%減の39億5000万元、7位の美邦服飾が31.5%減の26億9800万元と大きく減ったのが影響した。下位では36位の赫美集団が57.0%減の4億9300万元だった。
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