福屋千春の「コート」、春夏テーマはハバナ

2016/12/07 06:00 更新


 福屋千春がデザインするレディス「コート」の17年春夏はハバナをテーマにして、乾いた質感、カーンと晴れ上がった日のイメージを形にした。

 このブランドの持ち味である強いフォルムのラインが、一層くっきりと見える。晴れ上がっているから影も濃い、という感じのコレクション。

 打ち込みの強いコットン、そこにポリウレタンコーティングしたペーパーライクなタイプ、リネンデニム、発色のきれいなポリエステルストライプなど、素材の表情が乾いた空気を感じさせる。

 たっぷり分量のあるドレスやコート、アシンメトリーのスカートは、もとの自然でイージーな形をつまんだり絞ったり、切り替えラインでいびつな変化を出したりして、モダンで新しい感覚のバランスに仕上げている。

 片側が輪になったドレスは、ウエストのホールから共布のDカンベルトを通して形を作る。きれいなサックスと土の色のストライプのブラウスは、大きなタイをぐるりと巻きつけたようなデザイン。作り込んではいないのに、少しハードな感じも魅力。都会で着たい服だ。

 フロアレングスではく超ワイドパンツ、襟を抜いて着るブルゾンや大きく開いたVネックにラッフルが長く下がるノースリーブトップなど、今の気分をより強く表現したアイテムが揃う。

 

コート(トップス)1
ストライプのトップ4万9000円
アシンメトリードレス1
アシンメトリードレス6万8000円


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