コックス EC限定ブランド「ノッチ」を始動

2017/05/17 06:30 更新


 コックスはEC限定の新レディスブランド「ノッチ」をスタートする。18日に「ゾゾタウン」に出店する。EC限定ブランドは同社初。EC強化の一貫で、最近既存ブランドのEC限定商品に対する反応が良くなっていることから、新ブランドの開発に踏み切った。

 ノッチは「女の子を楽しむ」をテーマに、手薄だった20代女性に向けて手頃な価格のトレンド・ベーシックカジュアルを提案する。4月下旬から自社ECで試験的に販売を開始、ゾゾタウンへの出店で本格始動する。商品は18日時点で約350品番を販売する。

 ジャケット・アウター(中心価格5800~9800円)、トップ(2800~6800円)、ボトム(3800~6800円)、服飾雑貨(1900~9800円)などトータルに揃える。

 モデルには、コーディネートアプリ「ウェア」でフォロワー数約4万7500人を有する、社員の岡田望さんを起用する。社員をモデルに起用するのも初めての試みだ。

 自社・他社EC問わずモデルを統一することでブランドイメージを確立する。今後、SNS(交流サイト)や店舗ブログ、メルマガ、テレビドラマの衣装協力などを通じてブランド認知を高めていく。

 ノッチを発案したのは既存ブランドでMDマネジャーを務めていた女性。昨年9月、「EC限定ブランドを始めたら面白いのでは」という声から具体化した。コンセプト立案やMD計画、販促方法などは彼女が考えた。

 年間売り上げは「早期に1億円規模にしたい」(東野敏明常務取締役マーケティング本部長兼マーケティング部長)考え。反響次第で、実店舗の出店も視野に入れる。「当社として初めての試みが詰まったブランド。成功を収め、ノウハウを横展開していきたい」(東野氏)と期待を込める。

社員モデルの岡田望さん。商品は身長に合わせたサイズ展開にしている




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