クレヨン、新業態でシンプル服に挑戦

2015/04/20 05:40 更新


 レディス専門店のクレヨン(大阪市)は今春、新たにレディスオリジナルブランド「ライフウィズフラワーズ」を立ち上げる。主力の「ロイスクレヨン」は装飾的なデザインが特徴だが、新ブランドは素材やシルエットにこだわったシンプルな服に挑戦する。4月下旬から既存店で販売し、秋から来春に単独直営店を計画する。

 「使い捨ての服は作りたくないと思っていた。時代やトレンドが変わってもクローゼットに残り続けるブランドにしたい」と田中大資社長。ロイスクレヨンのトラディショナルさは踏襲しつつも、独立したブランドに育てる意気込みから、ブランド名は全く新しいものにした。外部ディレクターを起用し、専任チームが開発。サンプルの最終チェックは社長が行う。

 スタイリングの軸はパンツ。メンズの仕立てを取り入れつつ、女性らしいしなやかさや軽さも重視してリラックス感を出した。オリジナル素材も使う。シルエットのきれいなカットソートップは、裾などが型崩れしにくいようにした。麻・キュプラ混のオールインワンは、後ろからはセットアップ風に見える。

 無地が中心で、色もネービー、グレー、白、カーキなど。中心価格は、パンツやスカート1万7000円、ジャケット3万8000円、シャツ・ブラウス1万5000円など。オリジナルを中心に、仕入れで「プチバトー」のカットソーも扱う。30代女性をはじめ、年齢問わず幅広く提案する。

 4月下旬に、都心部のロイスクレヨンなど既存店7店限定で商品を投入。秋冬から本格スタートする計画で、都心~準都心のファッションビルへ直営単独店オープンを目指す。



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