大丸大阪・心斎橋店、新本館19年秋に

2015/11/02 05:39 更新


 J・フロントリテイリングは10月30日、大丸大阪・心斎橋店の本館建て替え計画の概要を明らかにした。新本館は地下3階~地上11階で高さ約60㍍、延べ床面積約6万6000平方㍍、売り場面積約4万平方㍍。売り場面積は現本館に比べて約3割増える。「グローバル対応を強化した本格的な百貨店」として、19年秋に開業する。建て替えの投資額は約380億円。

 新本館は、現本館の御堂筋側外壁を残す。1階を中心とする内装環境も生かす。約390台の地下駐輪場の設置や屋上緑化に取り組むほか、インバウンドセンター(仮称)を設ける。16年2月から解体工事、17年1月から新築工事に入る。

 また、新本館開業後に本館と北館の接続工事に着工し、21年春に完了する計画。北館は「賃料収入形態の採用」も検討している。なお、本館建て替え工事に伴い北館と南館を順次改装する。北館は16年1月2日に、南館は2月上旬に改装オープンする。北・南館の改装投資額は約34億円。改装工事期間中の売上高見込みは15年度が約890億円、16年度は約790億円。



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