ジーンズやユニフォーム、学生服の産地として知られる三備地区で、国産デニムを使った付加価値の高い製品を打ち出す動きが目立つ。産地や自社の強みを発揮し、販売先のブランディングや社員のモチベーション向上、サステイナビリティー(持続可能性)など時代のニーズに応え、産地の新しい魅力をアピールしている。
(小畔能貴)
【関連記事】【純国産デニム、ジーンズ誕生50年】座談会:ジャパンジーンズの未来と課題価値の追求・新たな流通も目指す 国内生産背景は不足気味に
デニム整理加工のコトセン(岡山県倉敷市)は、国産デニムを生かしたユニフォームのオリジナルブランド「ラダー」事業を本格化した。自社の従業員向けユニフォームを刷新したのを機に、様々な企業へアプローチしている。
欲しい物を作る
21年から一部先行して販売しているのが、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む飲食店向け。クラボウのアップサイクルシステム「ループラス」によるデニムや、安全・安心の繊維加工を保証する「倉敷染」を生かしたユニフォームで、手応えをつかんでいる。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!