繊研新聞社は7月4日、都内のホテルで「24年度第42回繊研流通広告賞贈呈式」を開き、大賞のシップスなど20作品を表彰した。
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浅葉克己審査委員長(浅葉デザイン室代表、アートディレクター)は「今回の広告はどれもクリエイターが良い視点を持って仕事をしていると感じた。審査会で素晴らしい繊維の広告を見て帰ると、チリではアパレルブランドの服が捨てられる『服の墓場』があるとの新聞報道を見て、びっくりした。繊維が丈夫になり、洋服が破れることもほぼなくなっているのに、実にもったいないと思う」と述べた。
シップスの原裕章社長は「広告のクリエイティブに対して賞をいただくのは初めてのことで喜んでいる。設立50周年を機にコーポレートカラーのネイビーブルーを中心に企業の思いを言葉で表現した。今回の広告は業界と全国の自社スタッフへのメッセージとして効果的だった」と話した。